2012年7月25日水曜日

TOP50桧原湖戦を振り返る。 その2。

ミッドスポーンのプリプラクティスから2週間。
一体、桧原湖は季節の進行をどこまでしているのか?水位は?

っといろんなことを考えながら桧原湖に到着。
最初にフィールドを見て驚いたのは・・・水位。
2週間前とほぼ変わらない水位だった。。
プリプラクティス時には毎日10センチ位のペースで減水していっていたにもかかわらず・・・。。

公式プラクティス2日間をみっちりこなして思ったのは
アフターの個体が多くなっているにも関わらず、バスのポディションはほぼ変わらず
反応するリグまでもがほぼ変わらないということだった。

具体的には馬の首周辺をクルーズする個体を3.5グラム・ライトキャロでスピィーディーにチャック。
そして、魚探に写ったバスをダウンショットのシューティングで拾う作戦。
あとは、ケース・バイ・ケースでその時を釣るように柔軟に動くこと。

とにかく、スモールマウスは脚が速いので粘ることはせず
自身の得意のラン&ガンスタイルでひたすらスモールを追っかける。
これが試合前に行き着いた作戦だった。


そして迎えた初日。
まずは馬の首周辺のピンスポットをライトキャロでスピィーディーにチェックしていくことに。
開始1時間ほどでリミットメイク。

馬の首で釣れるバスは回遊性が高く、アフターでも完全に回復している個体が多い。
さらにはフィッシングプレッシャーが低く、スクールに当たれば連発もありえることが
馬の首周辺をメインエリアにした最大の理由だった。

入れ替えを何度も行い、3000グラムを超えたところでラージ狙いにシフト。
約3時間、ラージマウスに時間を費やしたが、ラージマウス一匹すら釣ることなく
タイムアップとなった。


結果・初日は↓

5本のリミット・3088グラムで12位と悪くないスタートをきることが出来た。
3キロ釣って12位は予想外だったが・・・。。



続く、2日目。

この日もプランは替えず、ひたすらラン&ガンで走りまくる展開。
おそらく僕が一番走ったのではないだろうか?
1日で50リッターコース・・・。  4ストロークエンジンでですよ。 桧原湖でですよ。。
試合ともなればガソリンのことは全く考えていないが、ちょっと走り過ぎたかな?

この日も開始1時間でリミットを揃えられたのだが・・・それからはラージマウス狙いに行ったり
スモールマウス狙いに戻ったりと、規則性のない無駄なラン&ガンが多くなってしまった。
そして・・・情けないことに開始1時間で揃った5匹を入れ替えすることなく帰着となってしまった。。

2日目結果・2900グラム。  撃沈・・・。。
2日間トータル成績は10位と2つ順位を落として決勝を迎えることとなった。。


その晩。

食べきれないほどの晩餐。

相変わらずパワーがモリモリつく晩御飯。

僕の隣では・・・釣りビジョンのカメラ同船した前年度ウィナー・山村ミチスケが・・・。。

優勝のみを狙った作戦で闘いぬいたが今年は撃沈で完全にバグってました。。(笑)



そして迎えた決勝日。

決勝ではオブザーバーさんが同船していただいたのでいろいろ写真を撮って頂きました。

この日もメインは馬の首周辺をライトキャロでスピィーディーに探っていき↓

開始早々、早めに3匹までは釣れたんですが
日が昇ったところでバイトが遠のき苦しい時間帯が・・・。。

明らかにライトキャロへの反応は悪くなっており、ここからは迷走しながらも
少しでも可能性のあるエリアと釣り方を模索し続ける展開。

やはり、いくら釣れ釣れな桧原湖とは言え、TOP50最終日となると
その強烈なフィッシングプレッシャーから釣れないフィールドへと様変わり・・・。。

5本リミットも遠く感じるほどにバイトが出ない苦しい時間が続いたのだったが・・・
ふと閃いたことがあり、それを試すといきなり750グラムのキッカーがヒット~~!!

この1匹を皮切りに完全にイレグイモードへと突入。
まさにスモールマウスの真髄を極めたような釣れ方だった。

1キャスト5バイトは当たり前。
11時までは3匹だったのに、11時から12時半までの1時間半の間に約30匹以上は
軽く釣っているスーパーラッシュが起こった。

まさに開眼した瞬間だった。




決勝は結局、3300グラムまでウェイトを稼ぐことに成功。

トレーラーウェイインもさせて頂き、20代最後の1日を最高の内容で終えることが出来た。


最終結果は6位。


しかし・・・


今回ばかりは結果以上にその内容に大変満足の行く内容だった。
プロとして勝ちを狙い、勝たなければいけないことは分かっている。

ただ、今回は自分の新たな可能性を感じることの出来た意味のある一戦だったことは間違いない。


そして・・・

年間ランキングも8位まで浮上した。

トップとはポイント差が開いているが、自然が相手の魚釣り。
何が起こるかは誰にも分からない。


今年の最大の目標はあくまでも「ワールドチャンピオン」

残り2戦を全身全霊で戦い抜くしかない。





次回はタックル編をお伝えしようと思います。。