2014年4月10日木曜日

TOP50 開幕戦を振り返る。 Part3

予選をトップで通過したものの、プラクティスから見えていたパターンは完全に崩壊したのも事実。
決勝ではパターンが復活することは難しいと決勝を迎える前から感じていた。
 
なぜなら
透明度の高い水質、水位の上昇、吹き抜ける風、冷え込み、そして人的プレッシャー。
それらの要素を考えると大幅なプランの変更をしなければ
優勝はおろか上位でフィニッシュはできないであろう。っと感じていた。
決勝は順位順でスタートとなるので、冷静に考え
モーニングバイトを捕るためのエリアを考えた。
結果、決勝のファーストポイントに選んだエリアは連日船団が形成された
T"s ON桟橋の前だった。理由はバスが供給されていると感じることの出来た
2日間共にノンキーではあるがバスを触った桟橋横のブッシュ。
間違いなく、新しい魚の供給があり、ディープも近くベイトフィッシュも多いのが
理由だった。
 
そして、その判断は30分経たずに返ってきた。
最終日の流れを掴み、冷静さを与えてくれたナイスキーパー。
 
その後、釣れる気配がなくなり、初日までの戦略が復活していないかを確認するために
下流のクリークに走り、サイトとダウンショットのカーブフォールのスイミングで探るも
何も起こらず・・・。
しかし、初日までの戦略が完全に崩壊していることを確認できたため
思い切って戦略の変更をスムーズにシフト出来た。
 
それは、初日までは2.5メートルレンジまでの狙いだったのに対し
色んなファクターを考慮し、次なる手は今大会で全く手をつけていない
「深いレンジ」という選択肢しか無かった。
 
2.5メートルまで探っていた初日、2日目とまるっきり意識を変え
3~5メートルというレンジで尚且つ、バスが溜まるであろうスポットのラン&ガンにシフト。
1ヶ所め、西の川入り口はノーバイト。
2ヶ所め、小口橋上流もノーバイト。
3ヶ所め、旧発電所跡の対岸もノーバイト。
4ヶ所め、会場対岸の岬裏のフラットもノーバイト。
 
テンポよく次から次へと探っていきようやく5ヶ所めで実を結ぶ。
会場下流のナチュラルバンクからロックバンクに変わる境目に
リーダー長め(30センチくらい)のダウンショットを投入しフリーフォール。
ステイしたかな~。っと思ってラインを張ると小さなバイト!!
すぐさまフッキングに持ち込み、慎重にランディングに成功。
 
サイズこそ小さかったが、この1匹が多くのヒントを与えてくれた。
ラインを張っていないときに喰ったため、リグをライトキャロにチェンジし
再び、同じスポットを探っていくと30分ほどで3連発!!
 
一気にリミットメイク成功。
まさに自然体でいつもの自分のスタイルを貫いた結果が釣果となった。
決勝は5匹・約2300グラムをウェイインし単日5位。
結果、今シーズンの開幕戦を『優勝』という最高のスタートを切ることが出来た。
 
 
試合前から「今回はあの場所で、このリグでひたすら狙う」っといった
視野の狭い釣りは僕自身、求めるフィッシングスタイルではない。
常に自然界は刻一刻と変化を続けている。
大切なのは「過去にとらわれない、その時その時、思うがままに動けるかどうか?」
「常に変わりゆく自然界に自分の釣り・スタイルをアジャスト出来るか?」
僕は試合中、そのことだけを考えて行動するように心がけている。
 
 
昨年、8年掛かって手にしたTOP50の優勝カップ。
今回の試合展開は昨年の初優勝のときよりも
柔軟に動け、良い内容の試合だったかな。っと思う。
もちろん、反省点や、詰めの甘さはあるけれど。。
 
 
昨年、「釣り」というモノを1から見直し、時間の許す限り湖に浮いた経験が
この大会でも活きたように感じる。
 
 
このような恵まれた環境で釣りが出来るのもサポートしてくれているスポンサー様。
多くのガイドゲストの皆様。
いつも温かく応援してくれるファンの方々。
挙げればキリがないほど多くの方々に支えてもらって今の僕がいる。
 
本当に「感謝」以外、言葉はありません。
 
 
今シーズンも始まったばかりで厳しいトレイルは続きますが
全力で戦って行きますので今度とも応援宜しくお願い致します。
 




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(4月10日現在)
 
 
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